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活字中毒:ハウスワイフ×アイデアの交差点



ブックセレクション。

【ハウスワイフ2.0/エミリー マッチャー】

高学歴、社会での活躍の経験もありつつ、今は家で家族のために素敵な奥様という仕事をするアメリカの女性たちを追いかけたレポート的な一冊。たしかに、家事を楽しみ、自分で食べ物をつくり、ホームスクーリングで子供を育てる、、というのはどちらかといえば「古臭い」と思われていたようなバブル期のアメリカを抜けて、逆にいまはそういう生活をする女性が「かっこいい」と思われている、、、そんな風潮は日本にも若干共通するような気もします。当初タイトル先行で読み始めた本ですが、ただそういう風潮を賞賛するのではなく、そこには「結局女性の社会進出が難しいアメリカという国」の閉塞感が綴られていますし、ブログというツールがあるからこそ、この風潮が拡散している一方で、でもそれは「本当に憧れの生活なのか?」と分析もされていて興味深いです。オーガニック志向で料理上手で家事が得意なママ達を褒め称えるだけでない内容に、一読の価値はあると思います。

【アイデアは交差点から生まれる/フランス・ヨハンソン】

いくつかの異なる分野がある個人の脳内で交差点のように出会い、これまでにない斬新なアイデアが生まれる・・・・著者はそれをルネッサンス期のメディチ家が様々な才能を集め支援したことで、文化が花開いたことにたとえ「メディチエフェクト」と名付けています。著者自身がアメリカでソフトウェア、医療品、ヘッジファンド、コンサルタントと他分野を有するグループ企業を築いたスウェーデン人という背景も相まって、ただ事例を集めた一冊にとどまらず「じゃああなたはどうすべきか?」という道筋までを記している点でも興味深い一冊でした。時に自分の中に芽生えた新しいアイデアとそれに基づく行動で人間関係まで変わってしまう点にも言及されていて、いろいろ考えさせられる本でした。
posted by seedio81 15:15comments(0)trackbacks(0)pookmark


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