モノ思フ種

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【英国一家、日本を食べる/マイケル・ブース】

イギリス人のフードジャーナリストが家族で日本を巡って、日本の食を探求したルポ。結構、物語っぽい仕上がりですが、その内容もコーディネーターが優れているとはいえ、スマスマ現場やら服部幸應、辻芳樹といった人達との会食とハイレベルすぎ。福岡ではラーメンを食べてたりもしながら、東京、横浜、札幌、京都、大阪、広島、福岡、沖縄を縦断で食べ、イギリス人っぽい皮肉も織り交ぜつつ、食べまくる食エッセイ。面白かったです。

【料理の四面体/玉村豊男】

30年前くらいの本なんですが、料理の四面体モデルという考え方を軸に・・・別の本で度々引用を見かけた「干物 は太陽で焼くロースト料理」「ステーキはサラダである」などの仰天発想が飛び出す本。とにかく一つの料理を細分化していくので、最初はかなり屁理屈っぽいなぁ・・・と思いつつ読むのですが、最後になって料理を、素材を「空気」「水」「油」という3要素を「火」によって変化させる、四面体モデルに落とし込み、その一点が動くと料理の差異が生まれる、という結論にもってこられると、長い前置きに納得してしまいます。料理人の方からはいまだに賛否両論な本らしいですが、料理好きな方であれば読んで楽しい本と思います。
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【脳年齢25歳!? 佐藤可士和の頭が冴える食生活/佐藤可士和】

ユニクロ、楽天、HONDA、日清、セブンイレブンなど名だたる企業を手がける佐藤氏。賛否両論ありますが、彼を通じてアートディレクターって仕事を知ったこともあり、やはり本が出ると買ってしまいます。自宅キッチンの公開からはじまり・・・食がテーマのこの本は、彼を好きな人だけ、どうぞって内容です(笑)アートとかデザインとかは、あんまり関係なく、タイアップと自慢が満載なんで、彼が駄目な人にはまったく勧められません。

【WHYから始めよ!/サイモン・シネック】

TEDでみた彼の話がとても興味深かったので、2012年に出版されたこちらも読んでみました。アップル、スタバ、サウスウエストなどを引き合いに、企業文化を育てるインスパイア型リーダーが、何を実践しているのかを「WHY、WHAT、HOW」という視点から解説しています。「何のために、何を、どのように売るのか?」という、言ってしまえば単純な理屈なんですけど、世の中の「熱狂し愛される商品やサービス」の核心をついている論理だと思います。おすすめです。
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【じぶんリセット/小山薫堂】

14歳の世渡り術、って副題にあるように、中学生くらいを対象に書かれていますが、もともと彼の本はわかりやすいので、内容的に別に、学生向けでもありませんでした。「くまモン」をはじめ、本当に多くのひらめきを事業にされている方なので、その発想のヒントとか、人生を楽しむ哲学みたいな内容の本です。基本、これまでに書かれている本と同じようなエピソードがほとんどなので、好きな方にだけおすすめしたい一冊です。

【誰も教えてくれなかった本当のポップ・ミュージック論/市川哲史】

音楽評論家、市川哲史が女子大の授業として行った「ポップミュージック論」をまとめた一冊。昔、よくヴィジュアル系の雑誌とかで名前を見ていた人なんで、やっぱりロックとかビジュアル系の話は面白く、そっちが目当てで買ったんですが、意外に彼の「アイドル」「ジャニーズ」「KPOP」がなぜ売れたのか?って考察なんかも面白かったです。こんな授業だったらぜひ受けてみたい、と思う本でした。
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【リーダーシップをデザインする/ジョン・マエダ】

デザイナーであり、サイエンティストであり、アーティスト。クリエイターであり、芸術大学の学長。アメリカ人であり、日本人(日系人)という色々な顔をもつ、ジョン・マエダ氏。彼の「シンプリシティの法則」はデザイン書としてもビジネス書としても名著だと思います。そんな彼の最新著作は、彼が大学の学長を引き受け、リーダーシップをとる立場となった中で、アーティストの目線でのリーダーシップについて、半ば日記的に綴ったのがこの本。薄い本ですが、彼ならではの多彩な視点から生まれた言葉に含蓄が深い、良い本でした。

【芸術ウソつかない/横尾忠則】

1998〜2000年にかけて行われた、横尾忠則の対談を集めた一冊。相手が井上陽水、ビートたけし、河合隼雄、引田天功、唐十郎、三宅一生、瀬戸内寂聴と豪華。時代的に少し古い話もありますが、デザイナーからアーティストとなった彼が「表現とは?」という話題について異分野のゲストと異種格闘をくりひろげる面白い本でした。
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【なぜローカル経済から日本は甦るのか/冨山和彦】

グローバルとローカルの経済圏の仕組みを「別物」と考える重要性を説いた新書。著者自身が地元密着の交通事業と、世界的なメーカーの両方でコンサルタントとして働いている経験もあり、過去の産業構造のように世界で戦うトップ企業とその下請けによるGDP増加、みたいな構図がもはや成り立たないことを指摘しています。グローバル化することだけや、その反動でローカル化することだけを語る経済書が多い中で、この二つを分けることで地域再生の可能性なんかも示唆している意味では、良書でした。

【テキヤはどこからやってくるのか/厚 香苗】

露天商(露店商)、別名テキヤ(香具師)が歴史的にどのような存在なのか、どんな伝統をもち、なぜヤクザ的な裏社会に匂いがするのか、などを綴った本。わりと現在の話よりも、歴史的な部分が多く・・・口伝ベースのため資料などが限られている中、しかも男社会の話を女性の著者が調べて本にまとめている、という点でも興味深い本でした。これ読むと、お祭りをいった時などに、露天商(この表記も揺れがあるそうで)の人達をみる目が変わりそうです。
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